どのような開発チームを目指すべきか?
先日、社内勉強会の中で PM(プロジェクトマネージャー)の方とお話する機会がありました。
チームビルディングについて前々から聞きたかったので、色々とインタビューしてみました。
今回の記事ではその中でも、 どのような開発チームを目指すべきか? という質問に対するPMの考え方をお伝えします。
とても素敵な考え方なので、ぜひ参考にしていただければと思います!
結論
Q. どのような開発チームを目指すべきでしょうか?
A. とにかく多様性のあるチームを目指しています。
「多様性のあるチーム」とは、例えば以下のようなチームです。
- 個人のスキルセットに差がある
- Aさんは経験豊富でどんな実装もでき、Bさんはエンジニア未経験
- 個人の属性などが異なる
- Cさんは男性で既婚、子持ち
- Dさんは女性で未婚
- Eさんは沖縄に住んでいる
- Fさんは外国籍
- ect...
というわけで、結論としては「多様性のあるチームを目指すべき」ということでした。
理由
なぜそこまで多様性を重視するのでしょうか?
それは、「 人に教える機会を増やしたいから 」です。
なぜ人に教える機会を増やしたいのかというと、「人に教えるのが一番成長できるから」です!
チームに未経験からエンジニアになった方がいれば、他のメンバーは毎日何かしら「教える」必要が発生します。
すると、教わる側だけでなく、教える側の成長にもつながります!
人に教えることで自分自身の理解が深まったり、多角的な視点で物事を捉えられるような機会に恵まれます。
このように「人に教える機会を増やしたい」という理由で、多様性のあるチームを目指すべき、と考えています。
逆に、チームメンバー全員がある程度同じスキルを持っているようなチームでは、「人に教える」という機会が生まれにくく、成長の機会が生まれにく状況になってしまいがちです。
要は、チームの成長が止まってしまう、というわけです。
チームの成長を止めないために、とにかく多様性のあるチームを目指して採用活動を行なっている、ということでした。
感想
ここからは、上記のお話を聞いて私自身がどう感じたかについてお伝えします。
結論としては、まさにその通りだと大いに腹落ちし、納得できました。
現に、私のチームは多様性があると感じていますし、人に何かを教える機会も、教わる機会も多いです。
そして、人に何かを教えるというのはとても勉強になる、というのも体感できています。
これは〇〇の操作をすればいいですよ、と教えると、「□□の場合はどうなるんですか」?と聞かれ、わからないので一緒に調べる、といったシーンが毎日のように発生しています。
頭でわかっている(つもりになっている)だけの状態よりも、「人に教える」ことで理解が深まるというのは、科学的にも実証されている、という話をどこかで見かけた気がします。
これからも積極的に人に教える機会を作っていき、対話しながら理解を深めていきたいと感じました。
以上、参考になれば幸いです。